濃厚ドバイリッチチョコレートピスタチオクナファー

砂漠に咲く、一輪の花のように - ドバイ産への揺るぎないこだわり

まるで砂漠に咲く一輪の花のように、私たちのチョコレートは遠い異国の地、ドバイで生まれました。日本の皆様にとって、ドバイ産のチョコレートと聞くと、少し意外に思われるかもしれません。しかし、私たちはこの「ドバイ産」であることに、強いこだわりを持っています。

それは、まるで日本を代表する米「コシヒカリ」が、その土地の気候風土で育まれるからこそ、あの特別な味わいを育むように、チョコレートもまた、その土地ならではの素材や環境が、風味に奥深さを与えると思っています。

「ドバイチョコレート」という、まだ見慣れない言葉に、私たちは新しい価値を吹き込みたい。そんな想いを胸に、私たちはドバイから遥々、この特別なチョコレートを日本の皆様へお届けします。

ドバイとの出会い、そしてチョコレート探しの始まり

ドバイに拠点を置く企業、RAKUDA DMCC。今年で創業4年目を迎え、これまで主に日本の皆様へサプリメントをお届けしてまいりました。健康や若さをお届けすることに楽しみを感じているのですが、チョコレートには、また特別な魅力があることを知りました。それは、食べた瞬間に訪れる、あの抗いがたい「幸福感」。旅行で訪れた人々が皆、輝くような笑顔を見せるように、チョコレートには人々の心を瞬時に満たす力があると信じています。

そんな私たちとチョコレートの出会いは、意外なものでした。ある日、日本に住む友人から「今度日本に来るとき、ドバイでチョコレートを買って持ってきてほしい」と頼まれたのです。「日本には美味しいチョコレートがたくさんあるのに、わざわざドバイのチョコレート？」正直、そう思いました。しかし友人は、「今、ドバイのチョコレートが話題になっていて!!」と教えてくれました。

興味本位で調べてみたところ、その人気ぶりに驚いたのが本音です。言われてみれば、ドバイのスーパーマーケットでは、一番目立つ場所に高級チョコレートがずらりと並んでいます。「なぜこんなに高いチョコレートがスーパーに？」と、以前から不思議に思っていた光景でした。大型スーパーのカルフールに行った時も、一番目立つ場所にチョコレートコーナーがあり、多くの人が競うように大量に購入しているのを見て、「一体何が起こっているんだろう？」と通り過ぎた、あの時。実はあの時、ドバイチョコレートの魅力に気づいていれば、もっと早く日本の皆様にお届けできたかもしれません。

これが、私たちのドバイチョコレート探しの始まりでした。まずは、友人のためにスーパーマーケットでチョコレートを購入し、送ってあげることに。すると、友人からは驚きの感想が届きました。「こんなに分厚いチョコレートって存在するんだ！」確かに、そのチョコレートの厚さは1.5cmもあり、日本ではなかなか見かけないものでした。

「これは絶対、日本で売ってほしい！」友人の熱烈なリクエストを受け、私たちの本格的なチョコレート探しの旅が始まったのです。

お客様の「ワクワク」を、私たちがドバイで形にする - “旅するブランド”として

そして、その出会いを通じて改めて気づかされたのは、私たちが単なる販売者ではないということです。私たちがいつも心に留めているのは、「お客様を代表して、お客様の気持ちになって購入する」ということ。もし、日本の皆様が簡単にお好きな時にドバイへお越しになれるのであれば、きっと「どんなチョコレートが美味しいかしら？」と胸を躍らせながら、ご自身の足で様々なチョコレートを探し、試されることでしょう。その「探す楽しみ」「選ぶワクワク」こそ、旅の醍醐味の一つだと思います。

しかし、現実には誰もがすぐにドバイへ飛んでこられるわけではありません。だからこそ、私たちが、お客様の目となり、味覚のアンテナとなり、ドバイの地で最高のチョコレートを探し出すパートナーになりたいと思っています。

私たちのチョコレート探しに、並々ならぬ情熱を注いでいるのはそのためです。それは、単に商品を仕入れるという仕事ではなく、お客様の「ドバイで美味しいチョコレートを見つけたい」という願いを、私たちが代わりに叶えるプロセスなのです。

品質への妥協なき追求 - 輸送と配合の壁

もちろん、道のりは決して簡単ではありませんでした。高温多湿なドバイから、デリケートなチョコレートを最高の状態で日本へ届けるためには、スタートアップの私達は大きなコンテナをチャーターまで至らず、船便ではなく、温度管理された航空便を利用する必要がありました。輸送コストはかかりますが、品質への妥協は一切したくありませんでした。

そして、最も苦心したのが、ミルクチョコレートの配合率です。カカオの含有量が多いダークチョコレートに比べ、ミルクチョコレートは非常にデリケートで、温度変化に弱い性質を持っています。

「最高の味わいを追求するならば、ミルクの風味は欠かせない。しかし、それでは日本の気候の中で、溶けてしまうかもしれない…」

私たちは幾度となく試作を重ねました。もちろん、チョコレートを溶けにくくする方法は他にもあります。例えば、添加物を多く使用すれば、チョコレートは格段に溶けづらくなります。しかし、私たちはその道を選びませんでした。

なぜなら、チョコレートが与えてくれる幸福感は、口に入れた瞬間にふわっと広がる、あのとろけるような食感と、豊かな風味のコラボだからです。添加物に頼って無理やり溶けにくくしてしまうと、その大切な風味が損なわれてしまいます。

口の中でいつまでも溶けないチョコレートは、確かに温度管理は楽かもしれません。しかし、それは私たちが考える「チョコレートらしいチョコレート」ではありません。

私たちは、多少溶けやすいかもしれないけれど、口にした瞬間の感動を届けたい。その一心で、試行錯誤を繰り返し、ようやく辿り着いたのが、この絶妙なバランスの配合です。

チョコレートに捧げた、人生をかけた「覚悟」

開発は、まさに気の遠くなるような作業でした。たった1%の配合を変えては試作し、「溶けるか、溶けないか」「風味がどう変わるか」を確かめる日々。時には、ラボに通うだけで片道3時間、往復6時間もの大渋滞に巻き込まれることもありました。外国でのものづくりは、とかく時間がかかります。しかし、その時間を惜しんでいては、本当に美味しいものは生まれないのです。

「どうすれば、口にした瞬間に『ふわぁ…』と誰もが笑顔になるようなチョコレートが作れるんだろう？」

寝ても覚めても、夢の中でも、頭の中はチョコレートのことばかり。部屋中には試作のチョコレートがあふれかえり、知らない人が見たら「この人、大丈夫？」と心配になるような、「チョコまみれの部屋」になっていました。あまりにもチョコレートに集中しすぎる毎日で、こんな笑い話もありました。ある朝、バルコニーでコーヒーを飲みながら必死でチョコレートの配合について考えていた時のことです。あまりに集中していたら、突然チクッとした感覚が。見ると、なんと私の体にたくさんのアリが張り付いていたんです！周りに餌になるようなものはないはずなのに、「なんで私の体にアリが？もしかして、私の体臭、甘い匂いがしてる！？」と、一瞬本気で考えてしまいました。それほど、文字通り体も心も、チョコレート漬けの日々だったのです。

さらに、このチョコレートビジネスを軌道に乗せるためには、もう一つの大きな試練がありました。それは、キャッシュフローです。全く取引のない私たちと信頼して取引をしてくださったドバイのチョコレート会社様には心から感謝していますが、やはり初期の取引は、ほぼ前払いという状況でした。

実はこの頃、私はずっと願っていたドバイのマンションをローンで購入するために申し込んでいました。人気の物件は抽選で、過去3回も外れて悔しい思いをしていたのですが、今回は部屋数も多く、きっと当選するだろうと楽しみにしていました。しかし、抽選日のわずか一週間前、「今こそ、このチョコレートビジネスをスタートさせる時だ」という強い思いが込み上げてきたのです。そして、その資金を捻出するために、私は長年待ち望んでいたマンション購入を断念するという、大切なものを手放す決断をしました。

結局、お家は手に入れることができませんでしたが、あの時、私はもっと大きな、かけがえのないものを手に入れたと思っています。昔の人が言うように、「二兎を追う者は一兎をも得ず」。ずっと願っていたマイホームとこのチョコレートビジネス。その両方を同時に手にするのは難しいだろうと感じたのです。逆に、本当に欲しいものを一旦手放すことで、いつか本当に手に入れたいものが、形を変えて必ず自分に戻ってくるのではないか。そんな風に、今でも信じています。

なぜ、そこまでしてチョコレートにこだわるのか？サプリメントのように、お客様の健康や若さといった、目に見える形で「良い変化」をお届けするのも素晴らしい仕事です。しかし、チョコレートが持つ、「食べた瞬間の幸福感」をお届けできる力は、それに勝るとも劣らない、私たちにとっての大きな喜びなのです。まるで、旅人が最高の景色に出会った時のように、私たちのチョコレートを口にした時、皆様が「美味しい！」と心から笑顔になってくれることを想像するだけで、心が弾みます。

最後に　お客様へのご挨拶

日本の皆様へたどり着いたこの特別なチョコレート。ドバイという異国の地で生まれ、文字通り「チョコまみれ」、時には「アリまみれ（？）」になりながら開発した、「ドバイrichチョコレートピスタチオとクナファー」皆様に最高の幸福をお届けさせて頂きたいという、この特別な物語とともに、その味わいを心ゆくまでお楽しみください。